“茶会にお呼びいたします”
と書かれたチケットをもらった。
茶道部の女の子が俺に渡してきた。
どうも学祭で茶会をやるらしい。
こういうのってタダでもらってよかったのかなぁ?
ま、いっか。
不二ももらったみたいだし、一緒に学祭回ろうっと。
こういうクラシカルなものって触れたことがないからどうしたらいいかわかんな
いや。
不二にまかせちゃお。
学祭当日───
俺達も模擬店で喫茶店みたいなものをやっているから役割を終えてから行くこと
に。
俺達の喫茶店の秘密メニューである唐辛子サンドが意外に人気が出て忙しくなっ
た。
茶会行けなくなる〜!!
「俺にまかせろ英二!」
「大石!!」
「行ってこい!ここは俺がやる!」
「僕の仕事の分もお願いするよ。あ〜大石ってやっぱりいい人だな〜よかったよ
、君が友達で」
「え?俺…そこまではちょっと」
「じゃあ行こうか英二!」
「うん!!」
大石は気が利くなぁ…やっぱりあいつとダブルス組んだのは間違いじゃなかった
みたい。
初めての茶会は緊張してうっかりお菓子を落としてしまったけれど楽しかった!
文化に触れるっていうのはすごくいい…
