※表小説の続きです。
※下品です。キャライメージ壊したくない方はバックして下さい。





不二は怪しげな薬を持ち出してきたので手塚も英二も目を張った。
もちろん聞くまでもなく、提供元は乾のようであった。
前々から思ってはいたが今度という今度こそは乾の好きなようにさせてはいけないのだと手塚は改めて考え直した。
しかし時既に遅し。
企む不二は二人の心情を悟ることもなく笑顔で話を進めるばかりであった。
不二は飲み物に入れて飲んでもらおうという提案をし、すぐ戻ってくるからと言うとキッチンへ降りて行った。
逃げるならば今のタイミングしかない。

「手塚!俺たち逃げないとあの変な薬の餌食にされちゃうよ?!」
「慌てるな菊丸。万が一逃げ切れたとしても今後不二と顔を合わせることができなくなるぞ」
「バカ言え!じゃあお前は不二の言うことならなんでもハイハイって聞くつもりなのかよ?!俺はごめんだにゃっ」

話している時間でさえ菊丸は惜しいと思った。
手塚の判断に委ねてからでは遅い。
やるなら今しかないのだ。
手塚を部屋に置いたまま英二はこっそりとドアを開けて階段を降りて行った。
キッチンの前を通れば不二がカチャカチャとカップを用意している音がした。
今なら切り抜けられる!
英二は普段の瞬発力と分身を使い、即座に玄関へと向かおうとした。
しかしそう簡単に逃げられることはなかった。
不二はすぐに英二の気配に気がついて彼の動きを瞬時に止めた。
果物も飲み物と一緒に出してあげようと思っていたらしい不二は、林檎を剥いていた包丁を英二の首筋にあててにっこりと微笑む。

「英二…ドコ行くの?」










結局英二はつかまってしまい不二の家から脱出することはできなかった。
不二と共々に部屋に入ってきた英二を見て、手塚はやはり失敗をしたのだなと心の中で思っていた。

「さぁいっぱい食べてね!美味しい林檎がたくさんあったから皆で食べようね?」
「いや…俺はもう…」

英二が遠慮気味に話していると不二はひとつ剥いた林檎をつまめば無理矢理に英二の口に押し込めた。
しかもその剥いた林檎はやや大きめに切ってある。
英二の小さな口には収まりきれず、はみ出している姿が可愛らしいと不二は頬を染めながら言う。

「英二…いいね、その表情。ソソル」
「&%+*:;$〜〜〜!!!」
「菊丸をからかうのはよせ」

酷く冷静な顔で手塚が不二にさらりと言いのければ不二は苦笑するように相手を見下げる。
まるで何もわかっていないかのように相手を馬鹿にしながら不二はフッと笑いながら目を細めて言う。

「君もいずれそんなこと言っていられなくなるよ…飲み物だけじゃなくて剥いた林檎にも乾特製の媚薬塗ってあるからね」










破廉恥で、無様な格好だ。
こんな姿は他の者には絶対に見せられない。
一糸纏わぬ姿で開脚をする姿は誰も拝んだことなどはないはずだ。
そう呟きながら不二は手入れをしたばかりの高価なカメラでその姿をじっくり撮影していた。
被写体は眼鏡を既に外されており、頬を桃色に染めながらじれったく脚を閉じようと試みているものの、そそり立つモノにしゃぶる者がいて足を閉じることができないようになっている。
しゃぶる者は不二の命令によりひたすら大きくなっていくモノを小さな口でくわえながら舌で絡めるように相手の自身をしごいていく。
その姿に興奮しもっともっとと外野で叫ぶ変態は接近して英二に問う。

「ねぇ、手塚のって美味しいの?どんな味?」
「バカっ…ものっ…そんなこ…きくっ…なっ!!」
「僕は手塚になんか聞いてない。英二に聞いているんだ。ね、どんな味?」
「んんっ…んぅ、んう、ンンン…」

苦しそうに表情を歪めていながらも英二はやめることなくそれを舐め続けていた。
薬の効果はてきめんだったようだ。
二人とも興奮しさらに全裸で、自分の前で行っていることがあまりにもエロティックで不二は撮影をやめられずにはいられなかった。

「すごいよね、人間興奮しちゃうと本能のままに求めてしまうんだね…これはいいデータが取れた、って乾なら言うんだろうね」
「いい加減…にっ…!!」
「なぁに?手塚。気持ちいいんだろ?素直に感じなよ。英二がせっかく奉仕してくれてるんだからさ」
「ん、んンン、んんぅ…!!」
「ダメだっ…きくま…でるっ……」
「英二が口の中にそのまま出して欲しいってさ。ほら手塚、出してあげなよ?」

悪い顔をして手塚に唆せてみれば手塚も限界だったようでそのまま英二の口の中へと白濁を吐き出してしまった。
ものすごい勢いで出された多量の白濁を一生懸命に英二は飲み込もうとするも、あまりの多さに飲み込めず口の端からだらしなくこぼしてしまう。
口元がてらてらと反射していて、涙目で頬を赤く染めながらハァハァと息を切らしている英二を見て不二は自分の自身が怒張するのを覚えた。

「あー…二人ばかり気持ちよくなってズルイよ。僕もシたいのに」
「じゃ…今度は不二のシテあげる」
「な…菊丸?!正気か?!」

手塚がどんなに慌てていようが構わず英二は不二のボトムへと手を出した。
積極的な様子に不二は気を良くしたのか英二の髪を優しく撫でながら見守っていく。
ボトムや下着を脱がされれば、張り詰めている自身がそびえたっている。
大きい。
英二はその大きさに思わず息を呑んでしまった。
先ほどの手塚のものとはまた違っていた。
だが薬のせいなのか、相手が不二だからもっと欲しいと思ってしまったのか、英二には迷いもなくそのままかぶりつくように不二のものをくわえ始めた。

「んっ…いいね、僕が教えてからまだ数分も経ってないのに…上手だね」
「んぐっ…んん、ンン」
「手塚のをシテあげる前に…他の誰かにもシテあげたこととかあったのかな?なんてね、クスクス…」

不二は髪を撫でながらそのしゃぶる行動にゾクリとしてしまいさらに自身は成長していく。
その不二と英二の様子を見て、手塚は思わずごくりと唾を飲んだ。
手塚の視線を感じた不二は横目でチラリと手塚を見た。
余裕の笑みを浮かべればお前もこっちに来いといわんばかりの表情で手塚に視線を向ける。
手塚は誘われるようにベッドを下り、不二の元へと近付いた。
困った顔をしてどうしたらいいのかわからない様子の手塚に不二は命令を下した。

「今度はお返しで英二のを舐めてあげなよ。それで僕は君のを舐めてあげる」





静かな部屋でただひたすらに水音を立てている。
男三人が輪になるようにしてそれぞれのモノをしゃぶる姿は異様としか言えない。
しかもこの“遊び”に不二はルールまでつけてきた。

『一番最初に出したヤツが罰ゲームね』

手塚は馬鹿らしいと思った。
いくら自分の好きな奴だからといってこんな変態を相手にしてはいけなかった。
だが不思議と嫌いになれない。
相手が変態でも別に構わないとさえ思ってしまう自分がいる。
菊丸が恋敵として近くにいるからかもしれない。
負けたくないという気持ちが勝ってしまっているのだと思われる。
こういうとき、負けず嫌いな性格が思考を邪魔しているのだと手塚は実感した。
そうこう考えているうちに再び気持ちがよくなってしまっている。
先ほど菊丸に出してもらったばかりだというのに情けないと手塚は思った。
しかし無理もない。
今自分のを昇天させようとしているのは紛れもなく不二なのだから。
不二には敵わない。
ふと不二の方を目だけ動かして見てみる。
嬉しそうにくわえる姿、そしてお互いに視線がぶつかってしまった。
手塚は不二と目が合ってしまったとき、身震いして快感の渦に引き込まれた。
ぬるっとした滑らかな舌触りに脚を震わせれば簡単に白濁を吐き出してしまった。
あっけない。

「あーあ、手塚の負け。それじゃ早速罰ゲームね」