「ああんっ、やめてぇっ、いやああぁ」

誰もいない小さな木陰に下半身を剥き出しにしたまま喘いでいた。
いつも大石にされていたことを今は不二にされていて、しかもいつも友達だと思っていた相手だったからなおさら興奮してしまう。
言葉でイヤと言っているのに自身は上空を目指すように元気にそそり立っていて、先走りも溢れるようにトプリと出てきている。
不二の骨ばった細くも男らしい手によって触れられる度にびくびくと震え、その快感にもっと浸りたいが故に自ら腰を進めて手に擦りつけようとしているのだった。
不二はその英二の様子を見てにやりといやらしく笑った。

「英二って…こんなに淫乱なんだ。すごいや…どんどん出てくるよ」
「ひゃぁあっ、あ、あん、ああっ、だめ、んぅっ」

蜜は止まることを知らず不二の手を汚していく。
白濁まみれになっていく己の手を見て不二はそれを舌でぺろりと舐め始めた。
視覚でも犯され英二は恥ずかしさのあまりぎゅうっと目をつむった。
それでも今もなお出てくるものに羞恥心でいっぱいになり顔を逸らそうとする。
不二はそのたっぷりの蜜を指で掬い、英二の蕾に円を描くようにくるくると塗りつけ始めた。
細くて華奢な指は蕾を刺激しひくつく中へと差し込まれていけば、気持ちのよさに英二は指を締め付けた。

「あっ…いいね…すごい締め付け。これをボクのでも感じたいな」
「やっ…だめ、ここっ…それ…!」
「欲しいんだろ?…俺のをあげるよ」

目を細めながら微笑めば不二はするりと自分の自身を取り出し始めた。
それは英二のものとは比べ物にならないほどの大きく立派なものだった。
英二は自分のもの以外で見たのは不二で二人目だった。
しかしそれを身体で受け入れるのはまだ経験がない。
そう、大石とは付き合っていても互いのものを触る程度のことしかしたことがなく、相手のものを受け入れることはまだしたことがなかった。
だからこそ英二は慌てていたのだった。

「英二は慣れてるよね…だって何度もシテるんでしょ?」
「ちがっ…して…ないよぉっ…そんなおっきの…入らなっ…」
「ふふ…僕の大きい?そっかぁ…でも大丈夫だよ、ちゃんとなじませてあげるから」

少し嬉しくなった不二は英二の言葉を全て聞かないままに、中へと挿入した。
ぐちゅりと水音がしていやらしい音を立てながら英二の中に飲み込まれていく。
不二は行為をしたことがなかった。
だからこんなに狭くて、熱くて、ねっとりした感覚が新しくて思わずもうイきそうになってしまう。

「ああっ…えいっ…じ……!!こんなに…こんなに気持ちイイんだね…っ…すごいよっ…」
「ヒッ…ああ、あっ、やあっ、ああん、だめっ…やめてぇ…っ」
「あっ…ハァ…英二っ…えいじっ…!」

不二はそのまま推し進めてさらに奥へと腰を揺らす。
英二の脚はこれ以上開けないくらいに開脚させたまま、中にぐりぐりと押し込めばひくついていた蕾に締め付けられてさらに快感を伴った。
抉るように何度も何度も出したり入れたりして中が泡立つほどぐちゃぐちゃに掻き回す。
こんなことを英二はずっと僕の知らない間に経験していたんだ。
そう考えると無性に腹が立ってくる。
自分の知らない英二なんて許せない。
もう友人でいるのは終わりだ。
英二を支配するのは僕。
英二のすべてをもらうのも僕──

不二は一心不乱に英二を求め続けた。
英二の自身を握りながら腰を揺らし、さらに英二の顔を覗き込む。
快感に満ちている紅色に染まった煽情的な表情に不二は見惚れ、キャンディーのようなぷるんとした唇にキスをした。
舌を入れ絡めるようなキスをしたまま最奥を突けば、英二の自身からおびただしい量の白濁が撒き散った。
同時に今までに一番強い締め付けを得られ、不二は英二の中にそのまま白濁を吐き出していった。